2Fの展示スペースでは、9月10日(土)〜10月5日(水)の間、
「小田隆原画展〜進化のかるたを中心に、古生物復元画の世界を紹介〜」
を開催します。
「進化のかるた」は、発売してからおよそ11年!
当時は、「かるた」という日本の古典的なあそびと、
「生命の進化」というテーマがどのようにむすびつくのか?!
どのようなかるたが完成するのか?!
と、社内でも、驚きと期待をもって製作にあたりましたが、
完成したかるたの想像以上のきれいな仕上がり

と
絵札の復元画や、読み札に描かれた素描の美しさ
楽しい読み句と深くて詳しい解説

に
皆ですっかり魅せられてしまった思い出があります

不思議な魅力を持ったかるたです!
展示の開催によせて、小田隆様、そして「進化のかるた」の読み札をご担当された
豊橋市自然史博物館の松岡館長様より、ご挨拶を寄せていだたきました!
小田様、松岡様、ありがとうございました。
ここにご紹介いたします。
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私が古生物の復元画を描き始めて間もない頃に、「進化のかるた」の
絵札の原画を制作する機会をいただきました。
すでに出来上がっていた読み札の文章に合わせて古生物を描く作業は、
数も多く途中で投げ出したくなる気持ちを抑えながらの制作だったこ
とをよく覚えています。最後のほうには、全ての読み札を諳んじるこ
とが出来るほどでした(今ではずいぶん忘れてしまいましたが)。
原画は実際のかるたよりも大きく、細かく描き込まれています。今な
らもっとこうするのに、という部分も多々ありますが、あの当時真剣
に様々な古生物に向き合った結果として、今でも大切な作品たちです。
その後も、図鑑、科学普及書、博物館のグラフィック展示などで、
多くの復元画を描いてきました。
そんな作品たちの一部も展示しています。
2011年9月 小田 隆
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『進化のかるた』の原画展によせて 松岡敬二
『進化のかるた−かるたでたどる生命の歴史−』(2000年)は、
構想から数年経過していたが、奥野伸夫会長(当時社長)が小田
隆さんを絵札の担当とされてからは、一挙に発行の運びとなった。
この英断は、私個人の大きな喜びとともに、以下のよう大きな成
果を生む契機となったと考えている。一つは、小田さんが古生物
復元画の取り組みに傾注していくきっかけとなったことである。
そして、今日までに博物館の展示パネルの制作、恐竜展や恐竜に
関する普及本の復元画の挿絵に精力的に取り組まれ、古生物の魅
力を伝えていることである。それらの原画の個展も各地で開催さ
れている。もう一つは、古来の日本の遊びを通して、理科に対す
る興味関心を子供たちに持ってもらえたことである。最近では、
地球環境や自然科学への興味・関心は、世代を超えて高まってお
り、多様なカルタの発行に『進化のかるた』も一役買ったように
見えることある。
最新の古生物学的な成果や話題も踏まえながら、『新・進化の
かるた』へ挑戦できる時には、前回のように再度、絵札を担当し
ていただけること期待している。
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松岡 敬二 (豊橋市自然史博物館長・理学博士)
専門は古生物学。特に東アジアの淡水貝類、海綿類化石の研究
する傍ら、博物館の学芸員として調査研究・教育普及活動に携わ
り、さらに博物館学や展示学についての研究もしている。趣味で
は全国の郷土カルタや、いろはカルタの収集を行い、豊橋市市制
100周年を記念して制作した『いいとこ発見!とよはしカルタ』
(2006年)、日本郷土かるた研究会の会報に「郷土カルタの
なかの地震・津波」(2005年)などや、東日新聞には干支に
関するカルタを毎年連載している。
豊橋市自然史博物館 http://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/
略歴「小田 隆」
1969年 三重県に生まれる。
1995年 東京芸術大学美術研究科修士課程修了。博物館のグラ
フィック展示、図鑑の復元画、絵本など多数制作。幅広い古生物
学者たちとの交流の中で、科学的資料に支えられるとともに、オ
リジナリティに富んだ作品群を生みだしつづけている。最近、油
彩作品の制作を再開。大学では人体の描写をメインに教えている。
画家、イラストレーター、成安造形大学イラストレーションクラ
ス特任准教
http://www.studio-corvo.com/
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店頭でお配りしているこちらのリーフレット(pdfファイル)も好評です。ぜひご覧ください。
「小田隆原画展」リーフレット(表)
「小田隆原画展」リーフレット(裏)